(出典:HW ELECTRO株式会社)
HW ELECTRO株式会社は、2023年10月1日より、期間限定で商用EV業界最安値の「HWEカーリース」を提供開始する。これは、環境省から支給されるEV補助金と自社リースの残価設定を組み合わせることで実現した。リース契約終了後、返却された車両はHW ELECTRO独自のリユース事業で再利用され、環境省の掲げる「RE100」へ貢献し、カーボンニュートラルの推進を目指す。
【関連記事】国内初!柏の葉にて走行中給電システムの実証実験開始
HW ELECTROは、2021年4月に国内初の輸入小型EV商用車としてナンバーを取得したファブレスメーカーだ。「人に、社会に、不可欠なピースであるために」をコンセプトに、ELEMOシリーズの開発・製造・販売を行っている。
提供する「HWEカーリース」の対象車種には、小型トラックタイプのELEMO、 ELEMOを軽規格に改良したELEMO-K、多用途に使用できる中型バンのELEMO-Lが含まれ、それぞれ用途に応じた選択が可能である。サービスは、環境省補助金が枯渇次第終了となる。
(出典:HW ELECTRO株式会社)
また、同社はJARWAと提携し、全国約300箇所の提携整備工場でアフターメンテナンスや整備を提供する充実したサポート体制を構築している。ELEMOシリーズは、部品のモジュール化を進めたことで製造工程の効率化と耐久性の向上を実現した次世代の多用途EV商用車で、多様なニーズに対応可能となっている。
同社は車両の提供だけでなく、それらを支援するシステムの提供も行っている。プラットフォームサービスでは、車両とインターネットを接続し、災害支援や配送領域の最適化などのDX環境の提供を目指す。また、EVのバッテリー残量、充電ステータス、車両の現在地などをリアルタイムで遠隔で確認できるモバイルアプリケーション「MyHWE」も提供している。今後は、車両の遠隔操作や災害支援といった新しい価値提供を目指している。
本サービスのような、低価格でのカーリース提供という施策により、より多くの事業者がEVを導入し、環境負荷の低減が期待される。今回は、補助金を活用した期間限定での提供だが、国内でのEV化をより推進するには、このように導入のハードルを下げることが重要だ。