ENECHANGE株式会社(以下、エネチェンジ)は、三菱地所・サイモン株式会社が運営する全国のプレミアム・アウトレット6施設に、6kWの普通充電器計12口を設置したことを発表した。2024年4月以降も追加で充電器の設置が予定されており、EVユーザーの利便性の向上と脱炭素社会の実現に貢献することが目指されている。
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政府は、2035年までに新車販売の全てを電動車とする目標を掲げており、その達成に向けてEV充電器の設置拡大が進められている。特に、2030年までには現在の倍以上となる30万口の公共の目的地充電所の設置が計画されている。エネチェンジは、2027年までに国内で3万口のEV普通充電器の設置を目指しており、商業施設やレジャー施設などでの目的地充電に焦点を当てている。
今回の導入で、佐野、酒々井、土岐、神戸三田、りんくう、鳥栖の6か所のプレミアム・アウトレット各施設に充電器が設置され、EVユーザーが利用できるようになった。これらの充電器は、エネチェンジのEV充電エネチェンジアプリや各種充電カードで利用可能であり、ユーザビリティの向上に寄与している。エネチェンジのサービスは、設置・月額費用が不要で、EV充電器の導入や運用を簡易に行えることが特長である。また、利用者はアプリを通じて他の充電サービス事業者の充電スポットを検索できるため、利用者数No.1のサービスである。
今後、エネチェンジと三菱地所・サイモンは、プレミアム・アウトレットの施設におけるEV充電インフラのさらなる普及に向けて、充電器の増設やアップグレードを行う予定である。これにより、EVユーザーの利便性を高めるとともに、脱炭素社会の実現に貢献していく方針である。
エネチェンジは、デジタル技術を駆使する脱炭素テック企業だ。エネルギーデータの解析技術とグローバルネットワークを特長とし、エネルギーの自由化、デジタル化、脱炭素化、分散化の4Dを推進している。EV充電エネチェンジサービスは、このような背景のもと、EV充電インフラの普及と脱炭素社会の実現に向けた取り組みの一環として位置付けられている。