出典:株式会社DeNA SOMPO Mobility
電気自動車(EV)に関する意識の変化を示す、株式会社DeNA SOMPO Mobilityが実施した「EVに関するドライバー意識調査2023」の結果と、同社が運営するカーシェアサービス「エニカ(Anyca)」でのEV利用状況が紹介される。
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出典:株式会社DeNA SOMPO Mobility
調査結果によると、電気自動車に対して不安を抱いていた人の約半数が、カーシェアを経験した後にその不安が解消されたことが明らかになった。この結果は、エニカが推進する脱炭素社会への取り組みと、カーシェアを通じたクリーンエネルギー車の普及活動に対する肯定的な反応を示している。
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また、調査によれば、近年のEVへの興味・関心は80.2%の人が「増した」と感じており、特にガソリン価格の高騰が影響していることを24.9%の人が指摘している。さらに、40%の人がクルマ選びにおいて環境への配慮を重視していると回答し、SDGsへの意識の高まりが見受けられる。
出典:株式会社DeNA SOMPO Mobility
エニカのカーシェア利用者からは、特に航続距離や充電に関する経験談が寄せられている。Hyundai「IONIQ 5」やTesla「Model 3」など、異なる車種を体験したドライバーたちは、日常の使用範囲内であれば充電の必要がないことや、サービスエリアでの短時間充電の利便性を指摘している。しかし、空調の使用による航続距離の変化や、長距離移動時の綿密な充電計画の必要性も示唆されている。
2023年にエニカで最もカーシェアされたEVは、Hyundai「IONIQ 5」であり、これにVolvo「C40 Recharge」、Tesla「Model 3」などが続いている。これらの車種はスタイリッシュかつ機能性に富んでおり、EVに興味を持つ人々にとって魅力的な選択肢となっている。
出典:株式会社DeNA SOMPO Mobility
エニカは、多様な車種のカーシェアを提供することで、新しいカーライフの可能性を広げている。また、DeNA SOMPO Mobilityは、カーシェアを通じて利用と所有の垣根を取り払い、人とクルマの新しい関係を築いている。
この調査は、2021年11月1日から2023年10月31日までにエニカでEVをカーシェアした338名のドライバーを対象にインターネット調査で行われた。エニカとDeNA SOMPO Mobilityは、これからも多様なカーライフ選択肢を提供し、持続可能な社会の実現に貢献していくだろう。