(画面:Unsplush)
パーク24株式会社は、同社の会員制サービス「タイムズクラブ」の会員を対象に実施した電気自動車(EV)に関するアンケート結果を発表した。
(出典:パーク24株式会社)
調査によると、EVの運転経験があると答えたのは全体の2割に留まり、カーシェアリングサービス「タイムズカー」へのEV導入が利用機会を創出していることがわかった。特にタイムズカー会員は、非会員に比べてEVの運転経験が5ポイント高く、カーシェアリングを通じて手軽にEVを体験することが利用促進に寄与しているとされる。
(出典:パーク24株式会社)
一方、EVの購入を検討したものの購入に至らなかった理由としては、「充電ステーションが少ない」が最も多く、全体の63%がこの点を指摘している。次いで「車体価格が高い」60%、「航続距離に不安がある」45%が続いた。また、EV購入を検討したことがないと回答したのは20代以下では9割に達し、特に若年層での関心の低さが目立った。
(出典:パーク24株式会社)
EVの購入を考えるきっかけとしては、「価格が手ごろになったら」と答えた人が27%で最も多く、そのうちの約3割は「200万円以下」になれば購入を検討するとしている。しかし現在のEVの最安値は約200万円であり、価格のさらなる低下が必要とされている。また、24%が「購入するつもりはない」と回答しており、EV普及には依然として課題が残っている。
パーク24グループは、環境問題への取り組みとして、タイムズパーキングにEV充電器を設置し、利用者の意見をもとに充電インフラの整備を進めている。加えて、カーシェアサービス「タイムズカー」ではEVを導入し、利用者が手軽にEVを体験できる環境を提供している。