(出典:GO株式会社)
GO株式会社は、EV(電気自動車)向けの急速充電サービス『GO Charge』の提供を行っている。同社は本日3月19日より、『GO Charge』においてe-Mobility Power(eMP)が運営する急速充電ネットワークの利用が可能になったことを発表した。
これにより、『GO Charge』の利用者は、全国約9,000口の急速充電器を、充電カード1枚で利用できるようになった。法人・個人を問わず、全国どこでもスムーズに充電できる環境が整い、EVユーザーの利便性向上が期待される。
(出典:GO株式会社)
『GO Charge』は2024年12月より法人向けにeMP充電ネットワークの提供を開始していたが、今回の拡大により、個人ユーザーもこのネットワークを利用できるようになった。加えて、急速充電器に加え、全国約13,000口の普通充電器も使用可能となる。ただし、eMPネットワークの充電器は事前予約には対応しておらず、プラン料金は今後変更される可能性がある。
(出典:GO株式会社)
新たに導入された「拡張プラン(eMPネットワーク)」に申し込むことで、充電カード1枚でeMPネットワークの充電器を利用できる。なお、プラン料金とは別に、初回請求時には1,980円(税込)の事務手数料が発生する。
世界的に進む脱炭素化の流れの中、日本政府も2050年までの脱炭素社会実現を掲げている。乗用車に関しては、2035年までに新車販売の100%を電動車にする目標があり、さらに充電インフラの整備として、公共用の急速充電器3万口を含む計30万口の充電設備を設置する方針を示している。
しかしながら、日本国内ではEVの普及に対し、充電インフラの整備が追いついていない現状がある。特に休日には充電待ちの時間が長くなる傾向があり、今後EVの普及が進むにつれて、この問題がさらに深刻化することが懸念されている。
GO株式会社は、全国のEVユーザーがより快適に充電できる環境を整えるため、『GO Charge』の機能向上と直営充電スポットの増設を進める方針である。これにより、日本におけるEVシフトをさらに推進し、持続可能な社会の実現に貢献するとしている。