出典:GNホールディングス株式会社
GNホールディングス株式会社と草津ホテル1913は、2023年11月11日より草津ホテル内でEVカーシェアリング事業を開始した。この事業は、日産サクラを使用し、草津温泉でのサービス提供を実施する。
【関連記事】屋久島でサステナブルな旅を:アウディジャパン、電気自動車e-tronのレンタカーサービス開始
この背景には、日本政府の2050年カーボンニュートラル宣言に対応し、脱炭素社会への取り組みを進めていく目的がある。GNホールディングスは、群馬県の「2050年に向けた『ぐんま5つのゼロ宣言』」に賛同し、EVを活用した支援活動や循環型農業を展開。また、2023年度には法人コンサルティング部署を設置し、顧客との課題解決に注力している。
草津ホテル1913は、SDGsに基づく様々な活動を行っており、環境配慮、地産地消、地域共生、災害に強い施設作りなどを進めている。草津温泉・湯の華会と連携し、温泉街の活性化と課題解決に取り組んでいる。
パンデミック後の回復期において、草津温泉への旅行客は増加傾向にある。同時に、旅行客のニーズの多様化や周辺観光地への関心の高まり、ホテル従業員の町外への移動ニーズの増加が見られる。これらのニーズに応えるため、GNホールディングスと草津ホテルはEVカーシェアリング事業を立ち上げた。
日産サクラは100%電気で走る軽EVであり、コンパクトで坂道や狭い道でも運転しやすい特徴を持つ。小回りの効く性能と、電気自動車特有の静粛性や加速性能を備えている。
この事業は、旅行客と従業員の移動手段の提供と、環境に配慮した温泉街づくりへの貢献を目指す。両社は、今後も協力し、100年先を見据えた温泉街づくりに貢献する取り組みを進めていく計画だ。