出典:株式会社ゴーゴーラボ
ガソリン価格比較サイト「gogo.gs」が発表した最新の調査結果によれば、全国のレギュラーガソリンの平均価格は2週間ぶりに値下がりし、170.6円となった。この価格動向の主要因は、政府から支給される補助金の増額にある。補助金は前週の1リットルあたり18.2円から21.4円に引き上げられたため、一部地域を除いて、全国的にガソリン価格の低下が見られた。
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中東情勢の不安定さが原油価格に影響を与えている中、OPECプラスは生産方針の維持に合意した。一方、サウジアラビアやイラクなど7カ国は、自主的な追加減産を発表し、国際市場における供給量の調整に動いている。
価格の具体的な動向を見ると、ハイオクガソリンは181.6円で0.6円の値下がり、軽油は149.1円で0.5円の値下がり、灯油は1,986.8円で3.2円の値下がりと、全油種で価格が下落している。特に灯油の価格低下は、冬季における暖房費の軽減に貢献することが期待される。
「gogo.gs」は、全国のガソリン価格やガソリンスタンドのサービス情報を共有するウェブサイトで、株式会社ゴーゴーラボが運営している。このサイトでは、ドライバーから寄せられるガソリンスタンドの情報をリアルタイムで発信しており、ユーザーは価格投稿や口コミ、写真の投稿を行うことができる。さらに、株式会社ゴーゴーラボは電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド(PHEV)の充電スタンド情報を提供する「GoGoEV」も運営しており、幅広い移動手段に関する情報提供に寄与している。
今回のガソリン価格の値下がりは、補助金の増額が大きな要因であるが、国内外の石油市場の動向による影響も見逃せない。政府のエネルギー政策や国際情勢が原油価格に及ぼす影響を踏まえ、国内のガソリン価格の今後の動向に注目が集まっている。