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東京都八丈島、初のEVカーシェアリング事業の開始

投稿日 : 2023.07.25

東京都

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(出典:株式会社REXEV)

東京都八丈島八丈町において、Energy Tech企業、株式会社REXEV(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:渡部 健、以下「REXEV」)が主導するEV(電気自動車)カーシェアリング事業が新たに始まった。同社はこの事業を通じて、来島する観光客や地域住民の移動の利便性を向上させるとともに、脱炭素社会の実現に貢献する意向である。

八丈島は、羽田空港からわずか50分の距離にありながら、絶景の自然環境を有するリゾート地だ。そのため、多くの観光客が訪れるが、離島特有の人手不足や燃料コストの高騰に起因する、タクシー、レンタカーの不足が課題となっていた。これに対し、八丈町は「クリーンアイランドを目指す町」として、持続可能な移動手段の導入を模索していた。

この背景から、企業や自治体へのEV導入支援やEV運用システムの提供を主要事業とするREXEVと、そのフランチャイズとして凛桜堂株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:恩田理衣、以下 凛桜堂)が加盟し、八丈ビューホテル株式会社(本社:東京都豊島区、代表取締役:宮代昌三、以下 八丈ビューホテル)が連携。2023年7月20日に八丈島においてEVカーシェアリング事業を開始した。事業開始に先立ち、2023年7月19日にはオープニングセレモニーが行われた。この事業は、東京都の「ゼロエミッション東京の実現に向けた技術開発支援事業」で採択された「EV蓄電池アグリケーションによる大規模VPP事業」を活用して行われる。

本事業では、REXEVが提供するeemoカーシェアリングのシステムを活用し、凛桜堂株式会社がEV車両を提供。さらに、八丈ビューホテル株式会社が充電設備を整備する形で協力が実現された。また、日産自動車と日産自動車販売の協力も得て、八丈ビューホテルの駐車場にEV軽自動車「日産サクラ」5台が配置された。

さらに、REXEVの開発したスマート充電器を導入することで、電力需給状況や利用時間に応じた充電制御が可能となった。これにより、災害時には八丈ビューホテルが準避難所として機能し、車のバッテリーから電力供給も可能となる。観光客の利便性向上はもちろん、地域住民の生活の安全や快適性にも寄与することとなる。

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