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ゴールデンウィーク旅行とレンタカー需要:魅力的なビジネスチャンスをつかむ

投稿日 : 2023.04.28

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(出典:AI-generated by Canva)

JTBが発表したゴールデンウィークの旅行動向調査によれば、今年は居住地域外への旅行が増える傾向が見られる。この変化が今後のレンタカー業界にどのような影響を与えるのだろうか。

まず調査結果から、旅行の目的・動機で最も多かったのは「家族と過ごす」で30.4%、次に「リラックスする、のんびりする」が29.8%、「食事、地域の味覚を味わう」が27.0%であった。国内旅行先の選好は、関東が20.0%、近畿が16.8%、東海が10.6%、九州が9.4%、海外は3.0%だった。これらの結果から、海外に比べ、国内旅行の需要がより回復傾向にあることがわかる。

旅行先を選んだ理由では、「行きたい場所があるので」が42.7%で最も多く、前年に比べ4.3ポイント増加した。一方、「自家用車やレンタカーで行ける場所なので」は19.7%、「帰省先なので」は18.2%、「自然が多いなど、三密を回避しやすい地域なので」は14.8%で減少している。感染症対策を重視する人は減少傾向にあるが、一定数の人が重視していることも確認できる。

また、旅行先と居住地が同じ地方である域内旅行の割合は、北海道と九州で60%を超える一方、関東は29.5%だった。近畿地方以外の全地域で域内旅行の割合は減少し、居住地域外への旅行が増加していることが分かる。また、「GWに出かける場所として気になっているところ」では、「自然の景色が楽しめる場所」が1位、「食をメインにしたイベント」が2位、「自然の体験が楽しめる場所」が3位だった。

JTBは、同社の宿泊・国内企画商品の予約状況を分析し、「前年と比べ各方面軒並み大幅に増加、新幹線や航空機を利用した遠方への旅行が好調。行先としては、東京ディズニーリゾートを含む関東、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンを含む関西が特に好調で、北海道、沖縄などの遠方も人気がある。また、出発日としてはゴールデンウィーク後半に人気が集中しており、特に5月3日、次いで4日出発の商品のシェアが高い状況で、間際予約を含めると、GW直前まで伸びることが期待できそうだ。」と明かしている。

この調査結果から、ゴールデンウィーク期間中の旅行に対する意欲が高まっていることが明らかになった。新型コロナウイルスの影響で自粛や中止が続いていたイベントに対する期待も高まっており、多くの人が居住地域外への旅行を楽しみにしている様子が伺える。

今後のレンタカー業界では、利用者数の増加が見込まれる。それに伴い、旅行者のニーズに柔軟に対応することが重要だ。旅行先で「自然の景色が楽しめる場所」や「食をメインにしたイベント」が人気であることから、需要が高まるスポットへのアクセスを提供するだけでなく、地域の観光スポットやグルメ情報を提供することで、旅行者にとっての付加価値を向上させることも可能だろう。さらに、旅行者の多様化に合わせて、要望に応じた車種やプランの提供も期待される。例えば、家族旅行向けの大型車、リラックスできる高級車、エコカーなど、旅行者の目的や好みに適した選択肢を増やすことも利用者増加につながるだろう。

一方で、感染症対策も軽視できない。車両の清掃や消毒、スタッフの健康管理など、引き続き安心して利用できるサービスを提供することが求められる。

ゴールデンウィーク以降、夏に向けて旅行事業の回復が進む中で、レンタカー事業者間の競争が激化することが予測される。顧客の要望に対応し、ホスピタリティを向上させるためには、業務効率化を進めることも必要だ。

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