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2025年6月の中古車市場動向:輸出台数増が国内相場に影響、中古車の高値傾向続く

投稿日 : 2025.07.01

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(出典:株式会社ファブリカコミュニケーションズ)

中古車一括査定サイト「車選びドットコムの一括査定」を運営する株式会社ファブリカコミュニケーションズは、2025年6月版の中古車買取相場レポートを発表した。近年の傾向として、中古車の海外輸出需要が高まっており、国内市場にもその影響が及んでいる。

(出典:株式会社ファブリカコミュニケーションズ)

同レポートによれば、2025年3月には輸出台数が大幅に伸長した。日本の中古車は品質や年式の新しさに定評があり、UAEやロシアなど従来の主要国に加え、マレーシアやバングラデシュなどの新興国への輸出も拡大している。これらの国々では「製造から3〜5年以内」の車両のみ輸入可という規制があり、日本からの輸出ニーズが強まっている。

(出典:株式会社ファブリカコミュニケーションズ)

この動きにより、国内市場における在庫減少が進み、買い手間の競争が激化した。また、4月時点では横ばいと予測されていたものの、現実には円安の影響を受けて輸出が継続的に好調であり、相場は反転上昇している。特に、2020〜2022年式の車両は新車供給の停滞により市場在庫が少なく、価値が高まりやすい傾向がみられる。

(出典:株式会社ファブリカコミュニケーションズ)

「車選びドットコム」によるボディタイプ別の最新買取ランキングでは、国産車では軽自動車、ミニバン/ワンボックス、コンパクト/ハッチバックが上位を占める。一方、輸入車ではSUV/クロカンが最も人気が高く、次いでコンパクト/ハッチバック、セダン/ハードトップが続いている。

また、中古車の販売価格が新車価格を上回る例も見られるようになっており、売却を検討するユーザーにとっては有利な環境が整っている。円安の影響も追い風となり、当面は相場が大きく下がる可能性は低いとみられる。

こうした背景を受け、同サイトでは一括査定サービスを通じて、複数業者の査定額を比較できる機会を提供しており、売却の選択肢を広げるサポートを続けている。

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