5月の新車登録台数は前月比100.7%、中古車登録台数は前月比97.3%となり、例年5月に比べて新車登録台数が増加する動きを見せた。前年比では新車が95.6%、中古車が104.8%と、新車市場の回復傾向が明らかになった。
(出典:株式会社ファブリカホールディングス)
4月の新車登録台数は310,345台で前年比88.8%、5月は312,406台で95.6%と増加し、月平均では311,376台、前年比92.1%で推移している。一方、中古車登録台数は4月が540,648台で前年比104.2%、5月が525,853台で104.8%、月平均533,251台、前年比104.5%と堅調に推移した。
また、中古車市場の相場高騰は続いており、オートオークションでの競り上がり件数が増加している。特に希少車以外でも競り上がりが見られる状況だ。6月以降は新車登録台数の増加が見込まれ、それに伴い中古車相場も秋口にかけて下落すると予想されているが、大手メーカーの生産停止や国外の情勢悪化など、外的要因による相場変動の可能性も依然として高い。
(出典:株式会社ファブリカホールディングス)
2024年5月の中古車販売台数は、前年や前々年から増加しており、特に軽自動車が全体の約1/3を占める人気を保っている。
(出典:株式会社ファブリカホールディングス)
ボディタイプ別では軽自動車、ミニバン、コンパクトカーが上位を占めている。車種別ではトヨタのプリウスが1位を獲得し、ホンダのN-BOXやN-BOXカスタムが順位を大きく上げている。
(出典:株式会社ファブリカホールディングス)
輸入車市場でもBMW MINIが人気を集めており、コンパクトカーやSUVが上位にランクインしている。特にフィアット500やフォルクスワーゲンゴルフが急上昇し注目を集めている。
ファブリカコミュニケーションズは、symphonyを利用する加盟店に向けて、詳細な小売データレポートを提供し、年式・走行距離・価格帯・カラー別の販売割合を公開している。