(出典:株式会社NEXER)
キャンピングカーの快適性を向上させるために必要な機能について、株式会社NEXERとオートサイト株式会社が共同で調査を実施した。本調査は、全国のキャンプ好きな男女354名を対象にインターネットアンケートの形式で行われた。
調査で、キャンピングカーの利用経験者は1割以上であることが分かった。その上で、キャンピングカーを利用したことがないと回答した人にどのような機能があればうれしいかについて質問を行った。
回答として多く挙げられたのは、自炊機能、蓄電池、快適なベッド、大きな冷蔵庫、清潔なトイレなどであった。特に、自炊機能については「好きな時に料理ができる」といった理由が挙げられ、蓄電池の機能については「さまざまな家電を持ち込めて便利」という声があった。
(出典:株式会社NEXER)
また、キャンピングカーを利用した経験がある人に役立った機能について尋ねたところ、50%が「電子レンジ」と回答した。移動中や車中泊の際に温かい食事を取れる点が高く評価されたようである。
(出典:株式会社NEXER)
また、特に冬のキャンピングカーに必須だと考えられる機能についても調査を行った。その結果、最も多かったのは「FFヒーター」であり、約3割が必要だと回答した。FFヒーターはエンジンを切った状態でも車内を暖めることができ、寒い季節の車中泊には欠かせない機能である。回答者からは「寒い時に必ず欲しくなる」「エンジンを切っても暖かくて驚いた」といった声が寄せられた。
その他にも「サブバッテリー」「ポータブルトイレ」「シャワー」などが挙げられた。サブバッテリーについては「防災用品としても活用できる」、ポータブルトイレについては「冬の外出を減らせるため便利」、シャワーについては「体を温めるために重要」との意見があった。
本調査から、キャンピングカーには快適性を高めるためのさまざまな機能が求められていることが分かった。特に冬の車中泊では、FFヒーターをはじめとする防寒対策が必須である。また、電力供給の安定や自炊設備、トイレといった生活インフラの充実も重要な要素となる。
今後、キャンピングカーの設備がさらに進化すれば、より多くの人が快適にアウトドアを楽しめるようになるであろう。自身の理想とするキャンピングカーの機能を考え、より快適な車中泊の準備を進めてみてはいかがだろうか。