(出典:Carstay株式会社)
キャンピングカーや車中泊スポットのシェアリングサービスを展開するCarstay株式会社は、2024年の予約ランキングを発表し、同年の売上高と予約数が過去最高を記録したことを明らかにした。
人気の背景には、多様なニーズへの対応がある。Carstayには輸入車や高級車、ペット同伴可能車両、運転がしやすい小型キャンピングカーなど、多種多様な車両が登録されている。首都圏をはじめ、関西や北海道など幅広い地域で利用可能で、観光だけでなく、長期滞在や野外イベント、災害支援など多岐にわたる用途に対応している。
特に、訪日外国人客を中心に、国内外でキャンピングカー人気が急上昇している。Carstayでは約40台のインバウンド向け車両が登録されており、桜の時期や長期滞在を目的とした欧米観光客の予約が増加している。また、宿泊施設不足の解消策としても活用されており、能登半島地震では約30台のキャンピングカーが”動くホテル”として現地に提供された。さらに、国内最大級の野外音楽フェスでは計60台が利用され、特に高級キャンピングカーは”動く高級ホテル”としての役割を果たした。
(出典:Carstay株式会社)
ランキング上位車両には、家庭用エアコンや冷蔵庫、太陽光パネルを備えたトヨタハイエースやボンゴトラックなどが名を連ねた。これらの車両は家族旅行やグループ旅行に適しており、宿泊・交通・レンタカー費用を一台で賄える利便性が人気の理由である。
また、ペット同伴旅行の需要も高まっている。全国には約700万頭のペットがいる中、Carstayでは230台以上がペット同伴可能な車両として登録されており、愛犬と快適に旅行を楽しむユーザーが増加している。さらに、所有者による親切な説明がリピーター獲得につながっており、レビューでも高評価を得ている。
Carstayは2024年12月より、大人1人以上が宿泊可能な”アウトドアカー”の登録を開始。これによりさらなる需要拡大が期待される。同社は会員数6万人突破を記念して、6,000円割引クーポンを配布するキャンペーンを実施中だ。