
株式会社ATグループ、合同会社Limot、名古屋鉄道株式会社、ホテルインディゴ犬山有楽苑の4社は、犬山エリアにおける小型モビリティ「C+walk」を活用したシェアリングサービスの実証事業を2025年10月19日より開始する。
本実証では、ホテルインディゴ犬山有楽苑に「C+walk」貸出拠点を設置し、事前予約制で利用できる仕組みを導入する。利用者は、立ち乗りタイプのC+walkに乗りながらGPS連動の4言語(日・英・中・韓)音声ガイドを聴き、犬山城や城下町をはじめとする観光スポットをゆったり巡ることができる。最高時速6kmで走行でき、道路交通法上は歩行者扱いのため、身長140cm以上であれば小学生でも体験可能である。
料金は税込み、30分700円、60分1,200円、120分2,400円だ。ホテル宿泊者は各プランから200円が割引される。受付は専用予約フォームから事前予約制となっている。
ATグループはモビリティの提供を、Limotは予約・決済システムとガイドプラットフォームを担当する。名鉄は地域調整とPRを担い、ホテルインディゴ犬山有楽苑が貸出運営を行う。
実証期間は2026年10月18日までの約1年間である。各社は利用データや観光回遊性への影響を分析し、愛知県内の他エリアへの展開も視野に入れる。また、今後はスタンプラリー機能や地域店舗で使えるクーポンの導入も検討しており、「歩くように巡る観光体験」を軸に、持続可能な観光モビリティモデルの確立を目指す。