(出典:株式会社エルコム)
株式会社エルコムは、株式会社ダイゾーの小型eモビリティ「e-NEO」の正規販売代理店として、北海道および全国の離島地域での販売を開始した。「e-NEO」は100V電源でも充電可能な三人乗り電動バイクであり、北海道での取り扱いは今回が初めてとなる。都市部から観光地、郊外まで多様な移動ニーズに応える新たな選択肢として、地域コミュニティのインフラを支える役割が期待されている。
「e-NEO」は手軽で環境にやさしい小型電動モビリティとして開発され、家庭用電源で簡単に充電できるのが特徴である。フル充電で最長約100kmの走行が可能で、ちょっとした外出から複数回の利用まで安心して対応できる。普通自動車免許で運転可能なほか、車検や車庫証明が不要で、ヘルメット着用義務もないため、誰でも気軽に利用できる。
観光地や交通インフラが不足する地域においては、ホテルから観光名所への移動や駅から目的地までのラストワンマイル、坂道の多いエリアでの移動などで効果を発揮する。静かで排出ガスゼロのEVは観光体験の価値を高め、地域の持続可能な交通インフラとしても貢献する。また、自治体や観光事業者による導入もしやすく、地域資源の魅力を引き出す一助となるだろう。
一方、企業利用の側面では、構内や事業所間の移動を排ガスゼロで実現できるため、脱炭素経営の実践にも資する。社用車の代替や巡回業務、短距離の配送などにも適しており、企業の環境意識や先進性をアピールできる。
ラインアップにはフラッグシップモデル「NEO-ONE」と、軽量でカラフルな「NEO-LIGHT」があり、業務用から観光利用、地域の気軽な移動まで幅広いニーズに対応する。今後エルコムは自治体や観光事業者との連携を通じて実証導入やモデル展開を推進し、地域課題解決と新しい移動体験の創出に取り組む方針である。