GO株式会社は、タクシー配車アプリ『GO』を通じ、乗務員不足と供給力不足の解消を目指して『GO Reserve / GO Crew』プロジェクトを推進している。すばる交通株式会社においても2024年12月20日より稼働を開始した。本取り組みは2023年から導入され、都市部を中心に10都道府県の約150台で稼働している。今回、新たに3台7名から運行を開始し、さらなる人材確保と供給力の向上を図る。
『GO Reserve / GO Crew』は、二種免許を保有するパートタイムドライバー「GO Crew」が、アプリを通じた注文をメインとする「GO Reserve」車両に乗務する仕組みである。この取り組みでは、行き先が指定されたキャッシュレス注文を中心に対応するため、未経験者にも比較的取り組みやすい業務内容となっている。また、シフトは1日5時間から調整可能であり、全車両にドライブレコーダーを完備するなど、安全性にも配慮している。
すばる交通株式会社の森崇代表取締役社長は、「タクシー供給不足に対応するため、既存乗務員のシフト調整や乗務員募集を進めている」と述べている。また、『GO Reserve / GO Crew』により多様な働き方を可能にし、若年層や女性の参入を促進することで、供給量の増加を目指す考えを示した。これにより、車両の稼働率向上と効率的なサービス提供を実現し、地域経済の活性化にも寄与したいとしている。
『GO Reserve / GO Crew』は現在、10都道府県の47社にて展開されている。GO株式会社は求人サイト『GOジョブ』を通じ、全国のタクシー事業者への人材紹介を加速させており、ラストワンマイルの供給力向上に寄与することを目指している。タクシー業界が抱える課題に対する新しい解決策として、全国各地で注目されている。