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ソラシドエア、メトロエンジンのAIシステムで運賃設定を最適化

投稿日 : 2024.12.24

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DX推進

業界ニュース

(出典:メトロエンジン株式会社)

メトロエンジン株式会社は、株式会社ソラシドエアに対し、航空業界向けのレベニューマネジメントシステムを提供し、同システムがソラシドエアの全路線・全便に正式導入されたことを発表した。このシステムにより、需要予測の精度向上と運賃設定業務の効率化が期待されている。

ソラシドエアはこれまで独自の知見を活かしたレベニューマネジメントを行ってきたが、さらなる収益性向上を目指し、メトロエンジンのシステム導入に至った。同システムは需要予測から最適運賃額の算出、運賃の反映までをほぼ自動化するソリューションであり、AIが市場トレンドや競合データなどを分析することで、論理的かつ効率的な運賃設定を可能にする。

メトロエンジンはこれまでホテル業界を中心に、鉄道業界やレンタカー業界にもダイナミックプライシングの技術を提供してきた実績がある。その高度な需要予測技術と柔軟なカスタマイズ性がソラシドエアから高く評価され、今回の導入に繋がった。導入後、同システムの推奨運賃はすでに実際の販売運賃に反映されており、業務の効率化と収益向上が進んでいる。

特筆すべきは、需要を左右する外部要因や過去データをAIが分析し、設定されたルールに基づいて最適運賃を算出する仕組みである。これにより属人化しがちな業務を効率化しつつ、納得感のある運賃設定を実現することが可能である。また、細かなカスタマイズが可能であり、特定の日や条件に合わせた柔軟な対応もできる。ソラシドエアは「九州・沖縄の翼」として14路線80便を運航し、九州・沖縄地域の発展に寄与してきた。今回のシステム導入により、さらなるサービス向上と収益拡大が見込まれる。

メトロエンジン株式会社は、ビッグデータに人工知能や機械学習を活用し、客室単価の設定を行うレベニューマネジメントツール『メトロエンジン』をホテルなどの宿泊事業者に提供している。現在では、国内有数のホテルチェーンと契約し、広く利用されている。

(出典:メトロエンジン株式会社)

昨今、需給に応じたダイナミックプライシングの有用性がさまざまな分野で評価されており、ホテル業界だけでなく、レンタカー業界や高速バス業界などでも活用が進んでいる。「Metro Conductor(メトロコンダクター)」は、レンタカー事業者向けに収益最大化と業務効率化を実現するシステムであり、在庫管理や競合価格の調査機能を活用して事業者の収益性向上を支援しており、今年の4月にはトヨタレンタカーでも導入が開始した。

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