出典：メトロエンジン株式会社
ダイナミックプライシングシステムの開発及びデジタルトランスフォーメーション（DX）の推進を宿泊業界を中心に行うメトロエンジン株式会社（本社：東京都品川区、代表取締役CEO：田中良介）は、この度、トヨタ自動車株式会社（本社：愛知県豊田市、代表取締役社長：佐藤恒治）が運営するトヨタレンタカー全国約1,100店舗において、同社が提供する「メトロコンダクター」システムの正式導入が決定したと発表した。
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出典：メトロエンジン株式会社
「メトロコンダクター」は、オンライントラベルエージェンシー（OTA）の予約サイト間の在庫を共通化し、一元管理を可能にするシステムである。これまでトヨタレンタカーでは、複数の予約サイトの在庫調整を手動で行っており、特に店舗数が多いことから、その作業には多くの時間と手間がかかっていた。また、在庫調整が担当者の勤務時間内に限られていたため、オーバーブッキングのリスク回避のために各サイトに在庫数の上限を設定するなどの対策が必要だった。これらの課題を解消するために、「メトロコンダクター」の導入が決定された。
システムの導入により、トヨタレンタカーは在庫管理業務の自動化を実現し、在庫切れによる機会損失を大幅に削減することができるようになった。具体的には、予約が入ると他の予約サイトでも自動的に在庫が調整されるため、担当者が各サイトを行き来して在庫を手動で調整する手間がなくなる。これにより、在庫調整にかかっていた時間を売上向上のための戦略的な検討や、サービスの改善に充てることが可能となった。
トヨタレンタカーの担当者からは、通常1日2~3時間かかっていた在庫管理作業時間が数十分まで削減され、さらに在庫に反して満車となることで予約が受けられないという状況が減少し、売上が上がった実感があるとの声が寄せられている。より詳細なインタビューはこちらから閲覧可能だ。
このように、「メトロコンダクター」の導入により、レンタカー事業者の在庫管理業務の効率化が図られると共に、顧客サービスの向上が期待される。メトロエンジンは、今後もレンタカー業界におけるデジタルトランスフォーメーションを支援し、事業者の運営効率化と売上向上を促進することを目指していく。
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