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レンタカー市場:2030年に1兆円規模拡大予測、インバウンド需要追い風

投稿日 : 2026.05.14

コラム・レポート

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レンタカー

(出典:矢野経済研究所)

矢野経済研究所は、国内のレンタカーおよびカーシェアリング市場に関する調査結果を発表した。これによると、2025年のレンタカー市場規模は1兆669億円に達すると推計され、2030年には1兆2,045億円まで拡大すると予測されている。インバウンド需要の増加や観光需要の回復に加え、企業における社用車保有の適正化、自動車を「所有」から「利用」へ切り替える動きが市場拡大を後押ししている。

全国レンタカー協会によると、2025年3月末時点の国内レンタカー車両台数は前年同期比6.6%増の116万8,522台となり、過去最高を更新した。乗用車分野では観光・レジャー需要の回復やインバウンド利用の増加を背景に台数が伸長したほか、トラックや特殊用途車両についても、能登半島地震の復興需要、大阪・関西万博関連工事、半導体工場建設などの需要が押し上げ要因となった。

(出典:矢野経済研究所)

一方、カーシェアリング市場についても拡大が続いている。2025年3月時点の国内カーシェアリング車両数は前年同期比12.0%増の74,887台となった。自動車に対する意識が「所有」から「利用」へ移行する中で利用ニーズが拡大しており、矢野経済研究所では2025年のカーシェアリング市場規模を1,205億円、2030年には1,819億円まで成長すると予測している。法人利用の増加も市場拡大の背景にある。

また、2026年3月に実施したインターネット調査では、レンタカー利用者11,352名、カーシェアリング利用者1,860名の回答を分析した結果、1回あたりの平均利用料金はレンタカーが11,304円、カーシェアリングが6,652円となった。利用用途については、レンタカーが旅行やレジャー用途を中心としている一方、カーシェアリングは旅行・レジャーに加え、買い物などの日常利用の比率も高いと分析している。

同社は、旅行・観光需要が回復に向かう中で、客層や利用用途に応じた車両配備が重要になるとしている。また、カーシェアリング市場では、台数拡大を重視する段階から、1台あたりの収益性を重視する局面へと移行しつつあるとみている。

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