(出典:京急開発株式会社)
京急開発株式会社(社長:渡辺 静義)は、同社が運営する商業施設「BIGFUN平和島」(東京都大田区)にて、OpenStreet株式会社(代表取締役社長 CEO:工藤 智彰)が提供する超小型EVスクーターのモビリティシェアサービス「HELLO MOBILITY」を6月1日より開始した。
本サービスは、EVスクーターを借りたい時に借り、アプリで指定したステーションに返却できるシェアサービスだ。スクーターのバッテリー残量が少なくなった場合は、大田区内で既に展開されている電動二輪車の共通仕様バッテリー交換ステーションで交換も可能だ。現在は法人利用に限られており、HELLO MOBILITYアプリにログインすることで、EVスクーターのステーション検索、予約、利用、バッテリー交換ステーションの検索・利用が簡単に行える。今後は個人利用にもサービス展開を検討しているとのことだ。
(出典:「HELLO MOBILITY」法人利用向けサービスサイト)
また、HELLO MOBILITYでは、スクーターだけでなく超小型EVカーシェアも提供しており、ユーザーは移動距離やその時の気分に合わせて、アプリを通じてモビリティを選択できる。OpenStreetは、このサービスの法人利用の拡大を図っており、営業活動等の移動手段としての活用促進だけでなく、フードデリバリーや日用品のクイックコマース等を行う物流事業者へのサービス提供も視野に入れている。
なお、本サービスの導入は、大田区と京急開発が締結した「公民連携による地域社会の発展に向けた基本協定」に基づいており、「臨海部の魅力創出」と「SDGsの推進」に該当する。協定には他にも、「地域活性化」、「区民のスポーツ振興・健康維持」、「地域産業の発展」、「区民の生活向上」、「まちづくり推進」等が含まれている。
サービス提供は6月1日から、当面の間は法人利用のみとなる。利用料金は15分160円(税抜)からで、24時間利用可能。設置場所は、「BIGFUN平和島」(東京都大田区平和島1-1-1)で、バッテリー交換ステーションは、平和島4丁目ステーション(大田区平和島4-1-23)となる。
今回のシェアサービス導入は、モビリティの利便性向上を通じた地域社会の発展、企業活動の助成、そしてSDGs達成に向けた大田区の持続可能な成長を見据えている。この新たな取り組みが、商業施設を中心に地域社会全体にとっての賑わいや活力を創出することを期待する。