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「ミニマムモビリティ」:KGモーターズが提案する新時代の1人乗り電気自動車

投稿日 : 2023.07.28

広島県

モビリティ

EV・エコカー

(出典:KGモーターズ株式会社)

KGモーターズ株式会社、広島県東広島市を拠点とする企業は、1人乗りの超小型電気自動車「ミニマムモビリティ」の量産と販売を目指している。同社は今回、自社YouTubeチャンネルにおいて、同社の成長戦略の核となる「ミニマムなMaaS」のビジョンを公開した。人口減少の時代、1人乗りの交通手段は数々の交通課題の解決策として位置づけられている。

「ミニマムモビリティ」とは、80年代のポラロイドカメラをモチーフとした前後対称の近未来デザインの小型EVである。2023年の東京オートサロンでのコンセプトモデル発表時には、事前モニター登録で5,800件以上の注目を集めた。この車体は全長2,450mm、全幅1,090mm、全高1,500mmのサイズを持ち、航続距離は100km、充電時間はAC100Vで5時間である。販売価格は100万円未満を目標として開発が進められている。

現代の公共交通機関は、ドライバーの不足や乗客の減少によるコスト上昇、財政問題が深刻である。多くは大型車の自動運転を解決策として考えるが、これには乗客の減少による乗車率の低下という新たな問題が伴う。その点、KGモーターズは1人乗りの小型車を用いた自動運転により、低コスト、高エネルギー効率、ユーザーの利便性の向上という独自の解決策を提示している。

(出典:KGモーターズ株式会社)

将来的には、KGモーターズは「ミニマムモビリティロボタクシー」の実現を目指す。ステップとして、自動運転のLEVEL4で「ワンウェイ型シェアリングサービス」を提供する計画だ。乗客は目的地まで自ら運転し、車は自動運転での迎車と返却を行い、乗り捨てが可能となる。

さらに、このソリューションはKGモーターズの単独での提供にとどまらない。オーナーが自動運転モデルの「ミニマムモビリティ」を購入し、それをシェアリングプラットフォーム上で貸し出すことで、手数料収入を得る新しいビジネスモデルも考えている。

近年、LUUPなどのキックスクーターやその他のモビリティが増えてきている中、KGモーターズの「ミニマムモビリティ」は新しい形でのモビリティの提案として大きな注目を集めるだろう。

KGモーターズの「ミニマムなMaaS」の詳細は、こちらの動画から

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