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日本発の空飛ぶクルマ「SKYDRIVE」:米国サウスカロライナ州で事業始動!

投稿日 : 2023.07.26

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2023年7月18日に米国サウスカロライナ州ビューフォートにて行われた、 ステークホルダーとのプレスイベント時の集合写真(出典:株式会社SkyDrive, 2023年7月18日に米国サウスカロライナ州ビューフォートにて行われた、 ステークホルダーとのプレスイベント時の集合写真)

空飛ぶクルマと物流ドローンの開発を進める株式会社SkyDrive(本社:愛知県豊田市)は、米国サウスカロライナ州における空飛ぶクルマ事業の本格始動を公表した。サウスカロライナ州政府、州内の主要空港や運航会社との協力を基に、空飛ぶクルマの商業運航実現に向けた動きを加速している。

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SkyDriveは、2023年1月のeVTOLシンポジウムで、米国市場への参入とサウスカロライナ州を事業の拠点とすることを明らかにした。続いて、同年6月のパリ・航空エアショーでは、3人乗りの空飛ぶクルマ「SKYDRIVE」を披露し、注目を集めた。現在、同社はチャーター機の運航会社、Austin Aviation Inc.との提携を通じ、5機の「SKYDRIVE」のプレオーダーを確定。さらに、米国のVolatus Infrastructure LLCとの業務提携も締結し、空飛ぶクルマのバーティポートや充電ステーションなどのインフラ整備にも注力している。

SkyDriveの福澤知浩CEOは、サウスカロライナ州政府や地方政府、関係者からの支援に感謝の意を示し、SkyDriveの空飛ぶクルマを米国でのインフラ開発の先駆けとして広める意欲を強調。Austin Aviation Inc.社長のAlex Cavazzoni氏も、オール電動の技術導入による空飛ぶクルマの可能性を称賛し、業界の新しい展望に期待を寄せた。Volatus Infrastructure, LLCの共同創設者、Grant Fisk氏は、SkyDriveとの協力を通じて、サウスカロライナ州での空飛ぶクルマエコシステムの発展を強く望んでいる。

「SKYDRIVE」は、電動・垂直離着陸を特徴とする3人乗りの航空機。コンピュータ制御のアシストを活用し、安定した飛行が可能となっている。SkyDriveは、この「SKYDRIVE」を日常的な空の移動手段として浸透させることを目指しており、2025年の大阪・関西万博での運航開始が予定されている。

(出典:株式会社SkyDrive)

SkyDriveは、2018年7月に設立され、豊田市を主要拠点として空飛ぶクルマや物流ドローンの開発を進めている。空飛ぶクルマの開発においては、国内で唯一の有人飛行試験を成功させ、制度設計にも取り組んでいる。これからの展開が業界の動向を大きく左右することになりそうだ。

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