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那覇市観光協会・沖縄トヨタ・WHILL社が連携、国際通りを中心に誰もが快適に散策できる近距離モビリティサービスを提供開始

投稿日 : 2025.09.10

沖縄県

モビリティ

(出典:WHILL株式会社)

一般社団法人那覇市観光協会沖縄トヨタ自動車株式会社WHILL株式会社の3者は、2025年8月27日より、那覇市中心部で近距離モビリティWHILLを活用した移動サービスを開始することを発表した。那覇国際通りをはじめとする観光エリアにおいて、免許もヘルメットも不要で歩行領域を走行可能なモビリティを導入することで、国内外の観光客が安心かつ快適に散策できる環境を整備し、回遊利便性の向上や滞在時間の延伸を図る狙いである。貸出拠点は「那覇市観光案内所」に設置され、非対面式アプリを通じてレンタルできる仕組みを導入することで、観光客の利便性と管理オペレーションの効率化を両立する。

那覇市の2024年観光入込客数は前年比111.2%の854万人超と増加基調にある一方で、70代以上の来訪者は6.8%にとどまるなど、高齢層の旅行参加には依然として課題が残る。移動不安などの制約を取り除くことで潜在市場規模は約1.5倍に拡大すると試算されており、高齢化や合理的配慮の義務化を背景に、アクセシビリティ向上の取り組みが急がれている。こうした社会的機運のもと、那覇市観光協会におけるWHILLの導入は、観光消費や地域経済の活性化にも資する取り組みと位置付けられる。

(出典:WHILL株式会社)

今回採用されたモデルは「WHILL Model C2」であり、段差走破性や小回り性能、安定した乗り心地を備えたプレミアム仕様である。歩行者と同じ速度で移動できるため混雑する観光地でも安全性が高く、ご家族や同行者と同じペースで散策を楽しむことができる。これにより、高齢者や足腰に不安を抱える方でも観光エリアを気軽に回遊でき、訪問体験の満足度向上に直結する。

また、アプリを通じたレンタルは非対面でスムーズに利用可能であり、今後さらに増加が見込まれる観光客対応においても、管理スタッフの負担軽減に貢献する。3者は今後も共生共存を前提としたアクセシビリティの整備を推進し、誰もが満喫できるユニバーサルな観光体験の提供を目指していく。

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