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能美市で「ノルノミ」運行開始──博報堂が提供する共助型MaaS「ノッカル」で地域交通を支援

投稿日 : 2025.03.25

ライドシェア

モビリティ

(出典:株式会社博報堂)

株式会社博報堂は、石川県能美市が2025年3月24日より実証運行を開始した公共ライドシェア「ノルノミ」に対し、マイカー乗り合い型の公共交通サービス「ノッカル」のソリューションを提供した。これは、高齢化や公共交通の担い手不足が深刻化する中、地域住民の移動課題に対応する新たな移動サービスである。

ノッカルは、博報堂DYグループが2020年に開発した共助型MaaS(Mobility as a Service)であり、地域住民による自家用車の活用を通じて、地域内の移動利便性を高める仕組みである。ドライバーと利用者をシステム上でマッチングし、利用者はLINEまたは電話で予約が可能という、既存の生活インフラを活かした設計が特徴である。これまでにも富山県朝日町など複数の自治体と連携実績があり、地域特性に応じた柔軟な運用が可能である。

(出典:株式会社博報堂)

能美市においては、高齢者による運転免許の返納が進む一方、バスやタクシーの運転手不足が課題となっていた。そこで、市内の高齢化率が高い地域を対象に、「のみバス」を補完する形で「ノルノミ」の運行が開始された。「ノルノミ」は、地域住民の自家用車を活用して、3つのルート(仏大寺コース、鍋谷コース、坪野コース)を運行し、10の町会と辰口・寺井中心部を結ぶ構成である。利用には会員登録が必要で、乗車前日17時までにLINEまたは電話で予約する仕組みである。乗車時は回数券制を採用し、現金利用は不可としている。

博報堂は、ノッカルのシステム提供をはじめとし、今後も地方創生を目的としたノッカルの展開を通じ、自治体と連携しながら地域課題の解決に貢献していく構えである。

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