一般社団法人日本RV協会は、車中泊を快適かつ安心して楽しめる専用施設「RVパーク」の普及を目的に、全国各地で認定を進めている。2025年4月末時点で新たに13施設を認定し、その中には長野県の「RVパーク 出丸邸」や、北海道の「RVパーク 道の駅しらぬか 恋問館」、岩手県の「RVパーク キャピタルホテル1000」などが含まれている。
(出典:一般社団法人日本RV協会、RVパーク 出丸邸)
長野県上田市の「RVパーク 出丸邸」は、築100年の古民家に併設された施設である。四季折々の自然を楽しめる立地に加え、個室予約制のプライベートサウナやカフェスペースなどが整備されており、歴史を感じさせる空間で非日常のひとときを過ごすことができる。車中泊に必要な電源やトイレ、水道などの基本設備も完備されている。
(出典:一般社団法人日本RV協会、RVパーク 道の駅しらぬか 恋問館)
北海道白糠町にある「RVパーク 道の駅しらぬか 恋問館」は、海沿いに位置する施設であり、海の見えるサウナや飲食店、農畜水産物の販売所などが併設されている。コインシャワーやランドリー設備もあり、長期滞在や快適な車旅をサポートする構成となっている。ドッグランやダンプステーションの設置もあり、ペット連れにも配慮された施設である。
(出典:一般社団法人日本RV協会、RVパーク キャピタルホテル1000)
岩手県陸前高田市の「RVパーク キャピタルホテル1000」は、リゾートホテルに併設された施設である。ホテルのトイレ、大浴場、コーヒーラウンジの利用が可能で、外部電源の使用やホテル食の注文もできるなど、快適性が高いのが特徴である。そのほか、全国各地で認定された10施設も、温泉施設や道の駅、宿泊施設と連携し、車中泊の選択肢を広げている。
今後も日本RV協会は、あらゆる関係者と連携しながら、全国でのRVパーク設置を推進していく考えである。安全かつ快適な車中泊の環境整備を進めることで、多様な旅のスタイルに応えるインフラとして、さらなる拡大が期待されている。