出典:株式会社Luup
株式会社Luupは、2024年2月28日(水)12時より、仙台市で電動マイクロモビリティのシェアリングサービス「LUUP(ループ)」の提供を開始する。また同日、サービス開始に伴い、利用者への正しい交通ルールの周知を目的としたイベントが仙台AERのアトリウムで開催される。
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このサービスは、電動キックボードや電動アシスト自転車を利用可能とし、仙台市都心部を中心に約60のポートを設置することで、市民及び観光客の利便性の向上と街の活性化を図るものである。
株式会社Luupは、「街じゅうを『駅前化』するインフラをつくる」というミッションの下、ファースト・ラストワンマイルの移動手段を提供し、全ての人が自由に移動できる未来を目指している。仙台市でのサービス提供開始は、これまでに実施された複数の実証実験と市内での需要調査に基づいたもので、仙台市都心部を中心に約60のポートを設置し短距離移動のニーズに応える。
Luupは2019年から仙台市内で電動キックボードの実証実験を行い、その利便性と需要を探ってきた。東北大学内でのインフラ構築、仙台駅東口周辺での小規模サービス提供、海浜エリアでの期間限定サービス提供を経て、仙台市における短距離移動手段としての可能性を確認している。これらの実験を通じて、公共交通機関に依存しない移動手段の確保が、街の利便性や回遊性を向上させる重要な要素であることが明らかになった。
LUUPのサービス詳細として、利用者はスマートフォンアプリを通じて電動キックボードや電動アシスト自転車にアクセスし、ポート間の移動が可能である。料金体系は、ライド基本料金50円(税込)に加え、時間料金として1分あたり15円(税込)が設定されており、仙台市の都心部で約150台の車両が利用可能である。また、電動キックボードの利用には年齢確認と交通ルールテストの合格が必要であり、電動アシスト自転車の利用にはこれらの条件が適用されない。さらに、対物賠償、対人賠償、利用者自身の怪我をカバーする保険も提供されている。
仙台市でのLUUPサービスの開始は、市内の交通インフラを一層充実させ、観光やビジネスで訪れる人々の移動手段を多様化させることに貢献することが期待される。これにより、仙台市での日常生活や観光がより便利で快適なものとなり、市の活性化に寄与するであろう。