(出典:中部国際空港株式会社)
中部国際空港株式会社は、2024年10月1日より「WHILL自動運転サービス」の正式運用を開始した。同サービスは、昨年12月から実証実施を実施、利用者の意見を反映した結果、正式に導入されたものである。自動運転技術を搭載したWHILL車両が利用者を目的地まで自動で移動させるサービスであり、中部地域では初の導入である。
このサービスは、セントレア第2ターミナルの出発コンコースに設置され、保安検査場や出国審査場を通過した後、搭乗ゲートまで利用者を自動で移動させる仕組みである。 長距離歩行が難しい人や荷物を持つ旅行者など、長距離にとって快適な移動手段を提供するものであり、空港でのCX(体験価値)向上に取り組むことが期待されている。
(出典:中部国際空港株式会社)
セントレアは、来年で開港20周年を迎えるにあたって、空港をエミュレートする環境の変化に対応しつつ、あらゆる顧客にとって使いやすい空港づくりを進めている。本サービスもその取り組みの1つであり、今後予定されているツーリズムEXPOジャパン(2025年)アジアや競技大会(2026年)などの大規模イベントに向けた公平性向上策の一つである。
中部国際空港の担当者は、「歩行に不安のある方だけでなく、多くの訪問日外国人にも快適な移動を楽しんでいただきたい」とコメントしている。セントレアは今後も中部地域の玄関口としての役割を遂行し、誠実性向上を目指していく方針である。
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