一般社団法人全国レンタカー協会が 5 日、一般財団法人自動車検査登録情報協会などのシステムにより集計した 2022 年 3 月末現在の車両数を公表した。乗用車や貨物車、特種用途車、マイクロバス、二輪車を合わせた 2022 年 3 月末現在の全国の車両数は921,688 台と、921,256 台だった 2020 年の水準に戻った。だがレンタカー不足が問題となっている沖縄県では、20 年から 1 万台の減少となった。
新型コロナウイルス感染症が日本全国で初めて確認された 2020 年 1 月以降、全国で本格的に感染拡大が続き、宿泊・観光業は大きな打撃を受けてきた。
緊急事態宣言の発令などにより、緊急時以外の外出が自粛されるようになり、観光需要が大きく減少。全国的に減少が続いていたが、2022 年は 2020 年時の水準に戻った。
だが、観光面でレンタカー需要が大きい沖縄県では、引き続き 乗用車の数が、2020 年の 499,234 台と比較して、2022 年では 489,858 台と、1 万台減少したままだ。沖縄県ではさまざまなホテルが、カーシェア ステーションを敷地内に設置したり、空港とホテルを結ぶシャトルを展開したりと、工夫を凝らして対応している。
最近では、沖縄関連商品を多く販売する、株式会社アクティビティジャパンと、グループ会社の株式会社KKday Japanが 8 月 10 日より、沖縄県内の観光事業者と協力して那覇空港や那覇市内と沖縄県の北部エリアを結ぶ観光バス「リッカリッカバス」の共同運行を開始した。