(出典:株式会社バドインターナショナル)
旅行観光領域のクリエイティブ制作を手掛ける株式会社バドインターナショナル(代表取締役:片山真)は、館山市・南房総市のタクシー事業者と共同で、電動モビリティを活用した新規観光プラン「南房総JOYタク」の実証運行を6月10日より開始した。観光タクシーの進化版とも評されるこの取り組みは、4つのタクシー事業者が共同で実行する。
「南房総JOYタク」は、国土交通省から「交通・観光連携型事業」として採択されたプロジェクトだ。観光タクシーに電動カートを搭載することで、交通事業者が観光関係者と連携して観光客誘致や地域の魅力向上、ブランド力強化を目指す。
観光タクシーに搭載される電動カートには、株式会社NOAAの「JOYカート」が採用された。これは、折りたたみ可能な最小最軽量モデルで、スタイリッシュなデザインを備えている。「おすすめ体験プラン」では、旅行者はタクシーで観光地へ移動し、現地では電動カートに乗って観光を楽しむという新しい観光を体験できる。
運行期間は6月10日から12月20日までで、期間中は通常料金の半額以下で利用可能である。さらに、従来の観光タクシーと電動カートを組み合わせた「観光セレクトプラン」も設定され、観光客の様々なニーズに対応できるようになっている。
(出典:株式会社バドインターナショナル)
バドインターナショナルは、これまでにも電動カート活用の提案や試乗会を通じて普及活動を行ってきた。電動カートは、生活の中で閉じこもりがちな人々の健康改善や社会参加を促すという福祉的な意義も持つ。今回の「南房総JOYタク」では、老若男女問わず電動カートを利用してもらい、カートを普及させることで、この課題解決につなげていく。
新たな観光需要の創出、地域の魅力の再発見、電動モビリティツーリズムの促進など、「南房総JOYタク」は期待が集まる。今後のバドインターナショナルの活動にも注目だ。