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ギリシャの島で「EVアイランド計画」が始動 電動車シェアで環境負荷を軽減

投稿日 : 2022.04.27

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多国籍自動車メーカーのフォルクスワーゲングループは、4月20日、エーゲ海に浮かぶアスティパレア島を「EVアイランド化」する計画の一環として、個人向け電動車(EV)の「ID.3」を島民に納車したと発表した。

アスティパレア島は南エーゲ海のドデカネス諸島を構成する島の1つで、面積100平方キロメートル、人口1300人ほどの小さな島だ。毎年7万2,000人程の観光客が島外から訪れるという。島の交通機関は現在、2系統のバスに依存しており、エネルギー源はほぼ化石燃料によって賄われている。

そこでフォルクスワーゲングル―プがギリシャ政府の合意の元に打ち出したのが、アスティパレアの交通手段を電動化する「EVアイランド化」計画だ。具体的には、現在の主要な交通手段であるバスサービスを、地元のレンタカー事業者などと連携し、EVのカーシェアとライドシェア(相乗り)に置き換えることを目指す。この計画により、本島を今後数年間で持続可能な観光地開発の先駆者にする予定だという。

4月20日、フォルクスワーゲングループでは計画の一環として、当社の開発した電気自動車「ID.3」 を島民に納車した。今回納車された「ID.3」は45 kWh のバッテリーが搭載されており、フル充電で最大330 km の走行が可能だ。以前にも同島の警察当局に「ID.4」が公用車として納車されている。

今後は島中に充電器を設置して、約230の充電ネットワークを構築していく計画だ。また、EV の充電には風力や太陽光など、自然エネルギーの活用が検討されている。計画の最終段階では、島内の自動車の数を現在の約3分の1まで減らすことが目標だという。今年の6月中には個人や法人向けにEVの販売を開始するほか、EV のカーシェアとライドシェア(相乗り)も実用に向けて準備が進められている。

フォルクスワーゲングループでは現在、自動車の電動化に力を入れており、各国の気候問題への意識の高まりに合わせて、中国をはじめとした主要市場でEVのシェア拡大を推進中だ。今回の計画は、その取り組みの一環とみられている。

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