一般社団法人日本カーシェアリング協会では、2023年1月13日より宮城県・新潟県・静岡県・佐賀県の4拠点にて「災害時返却カーリース」の受付を開始した。
「災害時返却カーリース」とは、平常時には安く車両を貸し出し、豪雨や地震などの自然災害が発生した際に返却してもらうカーリースのこと。災害発生時に、被災者の移動や瓦礫の運搬などに使われる車両が不足する問題を解決しようと考え出された仕組みだ。今回は協会の常設拠点である宮城県、佐賀県に加え、2022年に臨時拠点を設置した新潟県、静岡県で災害時返却カーリースの受付を開始した。2023年中に全国で100台の普及を目指すという。
一般社団法人日本カーシェアリング教会は、東日本大震災をきっかけに岩手県石巻市でスタートした非営利組織で、寄付車を活用した持続可能な共助社会の実現に取り組んでいる。災害時の車両不足を解決する『モビリティ・レジリエンス』に加え、車をシェアし地域で支えあう仕組みをつくる『コミュニティ・カーシェアリング』、寄付車を貸し出しにより人と地域を元気にする『ソーシャル・カーサポート』を実践中だ。
●「災害時返却カーリース」貸出拠点
宮城県:宮城県石巻市駅前北通り1丁目5-23
新潟県:新潟県村上市岩船駅前63 (神林農村環境改善センター内)
静岡県:静岡県静岡市葵区東静岡1-1
佐賀県:佐賀県武雄市東川登町大字永野6766-1