出典:藤枝市役所
静鉄タクシー株式会社とCommunity Mobility株式会社は、2023年11月1日から、国土交通省の「令和5年度 共創モデル実証プロジェクト」に採択された「交通×まちづくり共創プラットフォーム」の一環として、藤枝市におけるAIオンデマンド交通「ふじえだmobi」の実証運行開始する。本プロジェクトは、地域一体となって誰もが快適に移動できる交通システムの構築を目指す。
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出典:WILLERプレスリリース
「ふじえだmobi」は、生活圏内の移動をサポートする新しいスタイルの共有交通サービスだ。通勤、通学、買い物、家族でのお出かけなど、日常の様々なシーンで利用できる運転手付きの車を、まちの住民が共有することにより、快適で便利な移動が可能になる。2023年11月1日から12月31日までの2か月間、実証運行が行われ、スマートフォンアプリや電話で誰でも簡単に予約し利用できる。
本サービスでは、利用者のニーズに合わせた複数のプランが提供される。定額乗り放題プラン、回数券プラン(3回・5回・10回・20回)、1日乗り放題プラン、そしてワンタイムプランが用意されており、各プランに応じた料金体系が設定されている。また、地域の商店や飲食店などとの協力により、mobiを利用して来店する顧客への割引クーポンなども提供される予定である。
出典:WILLERプレスリリース、サービス提供エリア
実証運行を通じて収集される移動データや利用者のニーズ、行動の変化などを分析し、既存の公共交通との接続性や地域のサービス分野との連携の可能性を探ることで、地域に根差した公共交通の維持と活性化に寄与することを目指す。「ふじえだmobi」の実証運行は、藤枝市における交通サービスの発展に向けた重要な一歩であり、今後の展開に大きな期待が寄せられている。