レンタカー特化型メディア

トップ > ライドシェア > ニアミー×TKタクシー、北海道帯広市でAI活用シェア乗りサービスを展開、『交通空白』解消プロジェクト採択

ニアミー×TKタクシー、北海道帯広市でAI活用シェア乗りサービスを展開、『交通空白』解消プロジェクト採択

投稿日 : 2025.09.25

北海道

ライドシェア

(出典:株式会社NearMe)

移動課題解決に取り組むソーシャルデザインカンパニー、株式会社NearMeが提供する独自AIを活用したシェア乗りサービスが、北海道帯広市において株式会社TKタクシーとの連携のもと、国土交通省が推進する2025年度「交通空白」解消等リ・デザイン全面展開プロジェクトに採択された。

近年、全国的に少子高齢化の進行や公共交通機関の縮小によって「交通空白」と呼ばれる移動手段の確保が難しい地域が増えており、帯広市でも住民生活に影響を及ぼす課題が顕在化している。ニアミーとTKタクシーはこうした背景を踏まえ、住民に寄り添ったシェア乗りサービスを提供してきた実績があり、このたびの採択を受け、さらなるサービス拡充を目指す。

本プロジェクトは、地域特性に応じた公共交通やライドシェアの導入を柔軟に支援し、実証運行を中心に調査や計画づくりなどを一体的に後押しする仕組みである。地域内外の多様な関係者と連携し、持続可能な移動のあり方を共に検討・実装することが特徴だ。

ニアミーとTKタクシーは、2024年度にも同プロジェクトの採択を受け、帯広市で保護者の送迎負担を軽減する「部活コミタク」や、忘年会シーズンにおける夜間の移動を支援する「夜のコミタク」など、地域住民が利用シーンを想起しやすい名称でサービスを展開してきた。こうした実証を通じて、日常生活に自然に馴染む移動手段の提供を重ねている。

今回の採択により、今後は限定的な利用シーンにとどまらず、日常の幅広い移動ニーズに応えるサービス展開を目指す。利便性向上や対象エリアの拡大も視野に入れ、より使いやすく身近な移動手段として進化を続ける考えだ。また、今年度からは国交省の「地域交通DXの推進に向けた相乗りタクシーの活用促進のための実証調査業務」において、リアルタイム相乗りタクシーマッチングの仕組みにニアミー独自のAIルーティング技術が採択されている。

ニアミーは今後も、自治体・交通事業者・企業との三者連携を強化し、地域のニーズに応じた「地域の足」となるサービスを提供することで、持続可能な移動環境の実現を目指していく。

詳細はこちら

合わせて読みたい
  • パーク24、持続可能な移動社会へ、9月に...

  • Luup×ChargeSPOT、モバイル...

  • GAHOJINが小諸市で小型EVトライク...

  • 博報堂と宇部市が住民マイカー活用の公共ラ...

関連記事