出典:カーシェアリング比較360°「サービス提供会社別 ステーション数推移(主要5社 2023.10~12)」
カーシェアの情報比較サイト「カーシェアリング比較360°」による独自の集計データにより、カーシェアリング市場は、2023年第四四半期においても成長を続けていることがから明らかとなった。この期間における主要5社の合計ステーション数は、前期比4.7%増の23,103箇所となり、車両台数も6.0%増の48,055台に達した。これは、ステーション数、車両台数共に、前期からの増加傾向を維持していることを示している。
出典:カーシェアリング比較360°「サービス提供会社別 車両台数推移(主要5社 2023.10~12)」
特に、業界をリードするタイムズカーは、ステーション数で前期に465箇所増加したのに続き、今期は754箇所の増加を達成し、車両台数でも前期の1,738台増に続き、今期は2,159台の増加を見せるなど、その成長は目覚ましい。また、カレコ・カーシェアリングクラブはステーション数で229箇所増の4,180箇所、車両台数では437台増の7,315台と、堅調な伸びを見せた。オリックスカーシェアも、ステーション数で2箇所増の1,725箇所、車両台数で59台増の2,746台と、着実な成長を遂げている。
ステーション数の都道府県別推移を見ると、首都圏を中心に増加傾向が続いており、東京都では296箇所増の9,078箇所、神奈川県では151箇所増の2,561箇所となった。近畿地方では大阪府が90箇所増の3,107箇所、中部地方では愛知県が53箇所増の1,131箇所、九州地方では福岡県が22箇所増の753箇所と、都市圏での需要の高まりが反映されている。
車両台数においても、全国的に増加しており、特に東京都は513台増の18,350台と、最も高い増加を見せている。その他、大阪府では353台増の6,111台、愛知県では186台増の2,083台と、主要都市を中心に車両台数の増加が顕著である。
このデータは、カーシェアリングがますます多くの人々に受け入れられ、生活様式の変化や環境への配慮など、様々な背景によりその需要が高まっていることを示している。今後も、ステーションの増設や車両の増車を通じて、より便利で利用しやすいカーシェアリングサービスの提供が期待される。