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憧れから現実へ、キャンピングカーに惹かれる人たちの声

投稿日 : 2025.04.14

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コラム・レポート

(出典:株式会社NEXER)

キャンピングカーは、自由な旅と快適な生活空間を融合させた“移動する家”である。近年、非日常的な体験を日常に取り込むライフスタイルへの関心が高まり、キャンピングカーへの注目度も上昇している。株式会社NEXERオートサイト株式会社が、全国の男女319名を対象に実施したアンケート調査によると、「キャンピングカーに興味を持ったきっかけ」で最も多かったのは、「旅行やアウトドアが好きだから」であり、全体の3割以上を占めた。

具体的には、「子どもの頃にキャンプで乗れなかった憧れが残っている」「移動できる住宅のような自由さが魅力的」といった声が多く、自然や旅への愛着が関心の出発点となっている。次に多かったのは、「車中泊やバンライフに憧れた」で16.6%。テレビ番組やネットの記事、YouTubeなどメディアを通じて、車内で寝泊まりしながら旅を楽しむスタイルに触れたことが、興味を持つきっかけとなっている。

そのほか、「災害時や非常時の避難手段として関心を持った」「定年後の楽しみとして検討している」といった理由も一定数あり、趣味や娯楽を超えて生活の一部として考える人も増えている。また、「SNSでの発信」や「著名人の車中泊動画」など、情報の多様化も影響している。

                 (出典:株式会社NEXER)

一方で、キャンピングカーに実際に乗ったことがある人は13.5%にとどまり、86.5%は未経験であった。実行に移せない理由としては、「購入費が高い」「駐車場の確保が難しい」「利用頻度が低そう」「大型車の運転に不安がある」など、経済面や生活環境への適合性を懸念する声が多く挙がった。

それでも、「もしキャンピングカーがあったらどう使いたいか」という質問には、「日本一周旅行に使いたい」「ホテル代わりにしたい」「キャンプをより楽しみたい」といった前向きな意見が目立ち、活用の幅広さと自由度の高さに大きな期待が寄せられている。

本調査結果から、キャンピングカーは単なる娯楽ではなく、ライフスタイルの選択肢の一つとして浸透しつつあることが明らかとなった。経済的・物理的なハードルが存在する一方で、自然とのふれあいや移動の自由を求める現代人にとって、その魅力は今後も衰えることはないだろう。

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