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【福岡県】乗り捨て可能なカーシェア「LOMACA(ロマカ)」 大牟田市で実証事業

投稿日 : 2022.08.23

DX推進

株式会社LOMAが提供する乗り捨て可能なカーシェアリングサービス「LOMACA(ロマカ)」の実証実験が、福岡県大牟田市で実施中だ。実証は半年かけて行われ、利用者のニーズ調査や走行データの収集を行うという。

LOMACAアプリ完成 | 全ての人と自動運転車を動く倉庫にする。

LOMACAは、従来のカーシェアの課題であった「事前予約の必要性」や「オーナーとのコミュニケーションコスト」「毎月の支払いコスト」などのデメリットを一掃した、非対面・非接触型のカーシェアリングサービスだ。

LOMACAの利用は事前にアプリをインストールして行う。車両は、福岡市の博多区や中央区、大牟田市、糸島市のステーションからレンタル可能だ。本サービスの最大の特徴は、「乗り捨て可能」であること。返却可能なスポットには、福岡県内だけでなく、佐賀空港や熊本空港の駐車場も含まれている。

今回、大牟田市が実証事業の舞台に選ばれたのは、市が九州中部の観光経由地として適しているためだ。グリーンランドや平山温泉、熊本市や島原へ、大牟田市からは2時間以内で移動することができる。福岡市内からレンタカーを借りて移動するよりも料金や時間はかからず、さらにCO2の削減などSDGsの面でも優位性が高い。

LOMAの中川社長は記者会見で、今後は地元のレンタカー会社にLOMACAのアプリを提供していきたいと展望を語った。実証事業を通して得たデータは大牟田市とも共有し、新たな施策に活かしていくという。

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