(出典:unsplash)
株式会社レンタスが運営し、株式会社MICが店舗開発をするニコニコレンタカーは、新規車両の登録申請プロセスを電子化し、これまでFAXが必要だった登録手続きをWEBおよびアプリを介してペーパーレスで実施できるようになった。この新システムの導入によって、業務効率は大幅に向上し、店舗の負担も軽減される。
利用方法はWEBの場合、国土交通省が提供する「車検証閲覧アプリ」とICカードリーダーを利用し、ニコニコレンタカーが全加盟店で日常的に使用している業務管理システム「NICOLAS」を活用する。
スマートフォンの場合は、「車検証閲覧アプリ」とニコニコレンタカーが独自に開発した車両登録専用アプリを使用する。これにより、電子車検証のデータが申請画面に自動的に反映され、申請時の入力項目が大幅に削減される。この結果、加盟店はより迅速かつ簡単に新規車両の登録を完了させることが可能だ。
ニコニコレンタカーFC本部では、新システムの導入をきっかけに、加盟店の業務負担を軽減し、それにより店舗の収益を向上させるためのシステム開発や仕組みの改善を進める計画だ。
(出典:株式会社レンタス)
ニコニコレンタカーは、日本国内で1,434店舗を運営し、「生活レンタカー」を掲げる低価格レンタカーサービスだ。その手軽さと安全性で多くの顧客から支持されている。同社は、観光やビジネスだけでなく、日常的な用途での車利用を推進しており、所有から利用へという消費者のニーズに対応している。人気のハイブリッド車や商用バンなどさまざまなタイプの車両を提供している。
また、約280万人の会員基盤を有しており、これにより全国どこでも安定した顧客層を確保している。会員向けに提供する「ニコパス」という予約システムは、顧客を囲い込むと同時に店舗の運営を効率化する役割を果たす。このシステムは他のレンタカーサービスと比較しても、より高い集客力を持つ。