2023年4月5日、レンタカーマッチングアプリ「Uqey(ユーキー)」を提供する株式会社東海理化は、デジタルキー事業の拡大に向けた開発体制の強化を発表し、クラウド事業の立案サービス提供を手掛けるTanaakk(タナーク)株式会社に約8千万円を出資したことを明らかにした。
東海理化はこれまで、社用車管理システム「Bqey(ビーキー)」や、レンタカー用のマッチングアプリ「Uqey(ユーキー)」といったサービスを提供している。今後のさらなる事業拡大を目指すため、Tanaakkへの約8千万円の出資を決定した。
両社はかねてより技術協力関係にあり、東海理化はTanaakkより企業価値を向上させるパッケージソフトウェアサービス「Growth-as-a-Servicer®︎」の提供を受けていた。
Tanaakk社は「DevOps(デブオプス)」や「CI/CD」といった手法を採用し、クラウド事業成長オートメーションの事業展開に取り組んでいる。「DevOps」はDevelopment Operationsの略で、エンジニアと運用の垣根をなくし、研究開発から品質テスト、フィードバックを受けてのプロダクト改善までの一連の流れをオートメーション化すること。「CI/CD」はContinuous Integration/Continuous Deliveryの略で、コード変更の度に自動的にテストを行いリリースにかかる時間を短縮するソフトウェアの開発手法のことだ。
東海理化は、当社が注力しているデジタルキー事業をさらに拡大させるため、市場ニーズの把握からプロダクト改善までのプロセスを自動化、高速化するTanaakk社の技術が必要だと判断した。
東海理化ではTanaakk社とのさらなる関係強化を図り、デジタルキー事業をはじめとする新規事業の領域で、2030年までに150億円の売上達成を目指す方針だ。