(出典:株式会社ゴーゴーラボ)
ガソリン価格の最新動向が明らかになった。全国のガソリン価格をまとめる「gogo.gs」のデータによれば、9月25日(月)のレギュラーガソリンの平均価格は177.2円。これは先週よりも2.4円安く、3週間連続の値下がりを記録している。
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今週の各油種の詳しい価格を見ると、ハイオクは188.2円で2.2円の値下がり、軽油は155.3円で2.2円の値下がり、そして灯油は2,097.2円で25.8円の値下がりとなっている。
この値下がりの要因として、9月7日からの政府の補助金拡充が挙げられる。さらに、経済産業省は21日より、ガソリンスタンドに供給される燃料に対して、1リットルあたり30.5円の補助を行うと発表している。
一方、大手産油国であるサウジアラビアは、2023年7月からの原油の自主減産を年末まで継続する方針だ。これにより、OPECは過去10年で最大の供給不足を迎える可能性があるとし、原油価格の大幅な上昇が予測されている。
今後の価格動向について、石油情報センターは「産油国の減産により原油価格は上昇傾向にあるものの、政府の補助金拡充の影響で、来週もガソリン価格の値下がりが予想される」との見解を示している。
総じて、政府の補助策がガソリン価格の低下を支えている一方で、原油の供給不足や価格上昇のリスクも潜んでいる。今後の経済や政策の変動を踏まえ、価格の動きを注視していく必要がある。
gogo.gsは、全国のガソリン価格やガソリンスタンドのサービス情報を共有するサイトであり、株式会社ゴーゴーラボが運営している。同社は、電気自動車やプラグインハイブリッドの充電スタンド情報を配信する「GoGoEV」も提供しており、全国のドライバーからの情報をリアルタイムに発信している。