(出典:パーク24株式会社)
箱根町と一般財団法人箱根観光協会、およびパーク24株式会社は、交通の円滑化と観光振興を目的とした包括連携協定を締結したと発表した。この新しい取り組みは、首都圏から車で約1時間というアクセスの良さを持つ観光地・箱根町の交通問題と観光促進に対応するものである。
協定により、パーク24が提供するカーシェアリングサービス「タイムズカー」のプラットフォームを活用し、地元カーシェアリングサービス「はこねカーシェア(愛称:はこシェア)」が立ち上がった。このサービスは、鉄道とカーシェアリングの組み合わせ「レール&カーシェア」を推進し、駅からの二次交通手段を拡充させることで、訪れる観光客の自家用車利用の減少と交通渋滞の緩和を目指す。さらに、EV(電気自動車)やHV(ハイブリッド車)を配備することで、環境への配慮も図られている。
このカーシェアリングサービスは、タイムズカーの会員登録を完了すれば、箱根町役場(EV)、宮ノ下町営駐車場、タイムズ強羅駅前のステーションで利用することができる。また、サービスのスタートに合わせて特別キャンペーンも実施され、2024年5月10日から6月30日までの期間、特定のステーションを利用した利用者には箱根町限定で使用可能な60分カーシェアeチケットが提供される。
パーク24は、一般財団法人箱根観光協会と協力し、リアルタイムの駐車場空車情報提供や会員への観光情報配信など、来訪者の利便性向上にも注力している。三者は今後も協力を強化し、箱根地域の交通と観光のさらなる振興に努めることで、「やすらぎとおもてなしのあふれる町・箱根」を実現していくとしている。