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国内初!茨城交通が挑むレベル4自動運転バス営業運行

投稿日 : 2025.01.27

茨城県

業界ニュース

先進技術

(出典:株式会社日本総合研究所)

茨城交通株式会社は、ひたちBRT路線において国内初となる特定自動運行許可を取得し、2025年2月3日より営業運行を開始する。本運行は、道路交通法で定められた特定自動運行許可を受けた営業車両として、国内初の事例である。

【関連記事:自動運転技術の進化と社会課題解決への期待:日本の最新動向

(出典:株式会社日本総合研究所)

対象路線はおさかなセンターから多賀駅前までの約8.7km。このうち、廃線跡地を活用した専用道区間6.1kmでレベル4の自動運転が行われる。これは国内最長距離でのレベル4自動運転であり、中型バスによる営業運行としても初の試みである。専用道区間には14のバス停、11の一般道交差部、15の歩行者横断箇所が含まれ、多様な運行環境への対応が求められる。

この取組は2018年度から経済産業省および国土交通省の支援を受け、「Road to the L4テーマ2コンソーシアム」の一環として実施されてきた。参画企業には株式会社みちのりホールディングス、産業技術総合研究所、先進モビリティ株式会社、日本自動車研究所、日本総合研究所が名を連ねており、自動運転技術の導入による労働生産性の向上が目指されている。

さらに茨城交通では2026年度中を目標に、車内無人での営業運行を開始する計画を掲げている。これにより、地域内での面的かつ集約的な自動運転運行の実現を目指し、持続可能な交通サービスの提供を推進する方針だ。今回の運行は、経済産業省が策定した「デジタルライフライン全国総合整備計画」の一環として、一般道路への拡張も視野に入れている。

営業運行開始に向けての詳細情報や出発式については、別途資料が公開される予定である。茨城交通の挑戦は、自動運転技術の普及と地域社会の交通課題解決に向けた重要な一歩となるだろう。

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