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【2025年最新版】レンタカー車両数は116万台超、カーシェア会員は560万人に、モビリティ市場が拡大

投稿日 : 2025.08.28

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(出典:全国レンタカー協会)

2025年3月末時点で、わが国のレンタカー市場は過去最大規模へと成長した。全国レンタカー協会の集計によれば、国内で運行されているレンタカー車両数は116万8,522台に達し、前年から6.6%の増加となった。2009年時点の約43万台からおよそ16年間で2.7倍に拡大しており、特に直近5年間の伸びは著しい。車種別内訳では、乗用車が69万2,578台と全体の6割を超え、次いで貨物車が40万3,142台となっている。北海道、関東、九州など観光需要が高い地域を中心に、利用ニーズに応じた車両数の拡大が続いている。

(出典:公益財団法人交通エコロジー・モビリティ財団)

また、公益財団法人交通エコロジー・モビリティ財団が公表したカーシェアリングの調査によれば、2025年3月末現在で全国のデポジット数は31,235箇所(前年比16.6%増)、貸渡車両数は84,887両(前年比26.3%増)、会員数は560万人超(前年比19.3%増)と、こちらも拡大が続いている。2002年にわずか21台で始まったカーシェア市場は、20年余りで急速に普及し、都市部を中心に生活に欠かせない移動手段として定着しつつある。

レンタカーは旅行やビジネス利用だけでなく、代車や長期利用、法人需要など幅広い層に支えられており、特に1日あたりの料金の安さや長期契約でのコストパフォーマンスの高さが強みである。カーシェアは短時間利用の利便性や駐車場併設のアクセス性が評価され、若年層やマイカーを持たない世帯を中心に利用が拡大している。両者の利用シーンは異なるが、「購入から利用へ」というモビリティトレンドの中で成長を続けている点は共通している。

今後は環境対応やユニバーサルツーリズムへの寄与も重要となり、レンタカーでは電動車両や福祉車両の導入が進み、カーシェアではEVステーションや地域交通との連携が広がる見込みである。利用者の安全性確保や交通空白地での活用など課題もあるが、観光振興や地域経済の活性化につながる存在として両市場への期待は一層高まっている。

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