(出典:株式会社Luup)
株式会社Luupは、2025年5月より愛知県岡崎市における電動キックボードのシェアリングサービス「LUUP」の本格運用を開始した。これは、2024年8月から2025年3月にかけて実施された実証実験の成果を受けたものであり、ポート数は4箇所から12箇所へと大幅に拡充されている。
Luupは「街じゅうを『駅前化』するインフラをつくる」をミッションに掲げ、電動キックボードや電動アシスト自転車といったマイクロモビリティのシェアリングサービスを全国で展開してきた。岡崎市では実証実験を通じて、中心市街地の回遊性向上や賑わいの創出に貢献してきたが、市民や観光客からの利用拡大の要望を受け、今回の正式導入に至った。
(出典:株式会社Luup)
導入エリアの拡大に伴い、これまでLUUPポートが設置されていなかった地域でも、誰もが手軽に電動モビリティを利用できる環境が整いつつある。岡崎城公園や東岡崎駅周辺、市役所、図書館などの主要施設にポートを設置し、市内全体のアクセス性と利便性の向上を図っている。また、岡崎市と連携して公有地を活用したポート整備を進めており、今後も市民や地域企業との協力を通じて、さらなるポートの増設を予定している。
岡崎市は2019年よりLuupと連携協定を結び、モビリティの社会実装を視野に入れた取り組みを進めてきた。市は今回の本格導入を受け、スマートな移動環境の整備が市民や来訪者の多様な移動ニーズに応える一助になると期待を寄せている。