(出典:S.RIDE株式会社)
S.RIDE株式会社は、株式会社ヴァル研究所との連携により、鉄道経路検索アプリ「駅すぱあとアプリ」とのアプリ連携を、2025年4月2日より開始した。本取り組みにより、終電を逃した後でも公共交通機関とタクシーを組み合わせた最適な帰宅手段を、スムーズに検索・利用することが可能となる。
「駅すぱあとアプリ」は、JRや私鉄、新幹線、バス、船、飛行機といった全国の主要な公共交通機関をカバーしており、日々の通勤・通学に役立つ時刻表や運行情報の保存機能、定期券設定など、生活密着型の機能が豊富である。今回の連携では、同アプリ内で終電検索を行った際、「終電後でも帰れる方法を検索!」を選択することで、タクシーを含む複数の移動手段が表示されるようになる。ユーザーは検索結果から「タクシーを呼ぶ」をタップし、「S.RIDE」を選択することで、S.RIDEアプリが自動起動し、そのままタクシー配車が可能となる。
(出典:S.RIDE株式会社)
この連携により、終電を逃した後の帰宅手段としてタクシーをスムーズに利用できるだけでなく、公共交通機関と組み合わせることで移動コストを抑えることも可能である。たとえば、友人との外出中に時間を忘れてしまった場合でも、終電以降の移動に柔軟な選択肢が提示されることで、安心して帰宅できるようになる。
今回のアプリ連携は、従来の終電検索機能にタクシーという選択肢を組み込むことで、移動の柔軟性と利便性を高めるだけでなく、都市生活者のニーズに応じた新たなモビリティのあり方を提示するものである。今後も、公共交通とタクシーのシームレスな連携を通じて、利便性の高い都市型移動サービスの普及が期待される。