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うさぎ企画、長泉町でオンデマンド交通実験を実施 – 地域活性化を目指す

投稿日 : 2024.05.30

静岡県

モビリティ

MaaS

(出典:長泉町公式ホームページ

合同会社うさぎ企画(代表社員:森田創)は、2024年8月の約1カ月間、長泉町中土狩・下土狩地区3キロ圏内を対象としたオンデマンド交通実験を行う。本実験は、長泉町の「令和6年度 交流型オンデマンド交通によるコミュニティ活性化事業」の一環であり、自家用車を持たない首都圏移住者を含めた30~40代のファミリー層を主対象とするものである。

この実験では、下土狩駅前のコワーキングスペースや公共施設、商業施設、子育て支援施設、飲食店、隠れた名所旧跡など、約40カ所に停留所を設置する。主要停留所では交流イベントも行い、オンデマンド交通を通じた日常生活支援と地域コミュニティの活性化を目指す。

使用予定車両(出典:合同会社うさぎ企画

使用する車両は10人乗りのワゴン車1台であり、乗客の相乗りを許容しつつ、AIが算出した最適ルートに基づいて走行する。運賃は主対象とするファミリー層の移動需要を把握したいという想いから、本実験に限り無料とし、長泉町LINEの専用アプリを通じて予約配車を行う。走行範囲は長泉町内を中心に、一部町外施設への停留所設置も検討する。車両名称は「SPICE BOX」とし、地元住民と移住者の交流を含めた刺激的な偶然の出会いを毎日のスパイスとして楽しんでいただけるよう願っている。

長泉町では、下土狩駅前広場や鮎壺公園の交流拠点整備を進め、移住者を含めた住民のまちづくり参画を推進している。うさぎ企画は、東伊豆町や焼津市での交流型モビリティ実験の実績を活かし、「移動×交流」の掛け算による新たなプレイヤー創出と移動需要の掘り起こしを通じて、長泉町のコミュニティ活性化に貢献していく。

今回の実験は、長泉町の住民にとって、自家用車がなくても快適に移動できる手段を提供し、日常生活をサポートすることを目的としている。また、地域内外の人々との交流を促進し、新たなコミュニティの形成を支援する。長泉町の取り組みと連携し、うさぎ企画は住民の生活向上と地域の活性化を目指していく。

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