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訪日観光需要に対応「Uber Taxi」、白馬村から長野市まで展開広がる

投稿日 : 2025.05.07

長野県

モビリティ

(出典:Uber Japan株式会社)

Uber Japan株式会社は、スマートフォンアプリ「Uber」で簡単にタクシーを配車できる「Uber Taxi」の正式サービスを、長野県白馬村にて2025年4月1日より開始した。これは2024年12月から2025年3月末まで実施された実証事業で約5万回の乗車実績を記録し、高い評価を得たことを受けたものである。さらに配車可能エリアは大町市・安曇野市へ拡大され、4月22日からは長野市でもサービスを展開している。

この取り組みは、訪日外国人観光客の増加や、長野駅を拠点に白馬村などの観光地へ向かう観光客の移動需要の急増を背景に行われた。白馬村では、冬季のタクシー不足が顕在化していたが、Uberアプリの導入により言語の壁を越えた利便性の高い配車サービスが実現した。また、地元タクシー会社との連携により、地域全体のサービス品質と業務効率の向上にも寄与している。

実証事業では、地元5社のタクシー事業者が参加し、稼働台数は57台、ドライバー数は60名にのぼった。乗車は約5万回、配車依頼は約15万回に達し、利用者は77カ国に及んだ。中には43回も利用したリピーターも確認されるなど、観光客を中心とした高いニーズが明らかとなった。

「Uber Taxi」は、アプリを通じて乗車場所と目的地を指定し、到着予測や料金目安を確認して配車を依頼する形式である。乗車後は自動決済によりスムーズな支払いが可能であり、チャット機能を活用して混雑するエリアでも容易にドライバーと合流できる。さらに、多言語対応や評価制度の導入により、インバウンド対応とサービス品質の向上を両立させている。

また、月額498円または年額3,998円のサブスクリプション「Uber One」に加入することで、高評価ドライバーとの優先マッチングや、乗車ごとの10%分のクレジット付与などの特典も提供されており、継続的な利用を促している。

Uber Japanは、今後も「Go Anywhere」のビジョンのもと、観光地や地方都市における移動の課題解決に貢献し、地域経済の活性化を支えるモビリティサービスの拡充を進めていく方針である。

関連記事:Uber Japan、白馬村で12月から期間限定のタクシー配車サービスを提供

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