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Luupが横浜に電動シートボード導入、日常移動ニーズに対応

投稿日 : 2025.11.25

神奈川県

モビリティ

(出典:株式会社Luup)

株式会社Luupは2025年11月18日より、神奈川県横浜市において座席・カゴ付き特定小型原動機付自転車「電動シートボード」の提供を開始した。新モビリティの導入は、マイクロモビリティシェア「LUUP」のサービス強化を図るものであり、荷物を持つ利用者や中距離移動の需要に応えることを目的としている。同日には横浜ランドマークタワー敷地内のドックヤードガーデンでメディア向け発表会が実施され、東京海上グループと連携した安全講習会も開催された。

Luupは地域交通の空白解消と公共交通機関の運転手不足という社会課題への対応を掲げ、展開を拡大してきた。ポート数は15,300箇所以上、アプリダウンロード数は500万を超え、利用者の約8割が通勤・通学・買い物など日常用途で利用している。ただし、電動アシスト自転車は人力負荷があり、電動キックボードは立ち乗りであるため、高齢者や荷物を持つ層にとって利用しにくいという課題が残っていた。今回の導入により、より幅広い世代が安心して利用できるモビリティ環境の整備を目指す。

(出典:株式会社Luup)

電動シートボードは特定小型原動機付自転車に分類され、最高速度は車道モード20km/h、歩道モード6km/hとなる。16歳以上であれば免許不要で乗車可能であり、カゴ容量は約14.4Lと日常利用に適した設計である。また、自転車と誤認される危険性を避けるため、外観を明確に差別化した「自転車誤認防止デザイン」を採用した点も特徴である。

サービス開始時点の提供エリアは横浜市内に限定され、ポート数は430箇所、車両台数は約100台で順次拡大予定である。料金は基本50円に加え1分15円で、利用にはアプリ上で年齢確認書類の提出と交通ルールテストの満点合格が必要となる。安全性に配慮した運用方針が示されている。

Luupは来春以降、横浜以外のエリアにも展開を予定しており、既存の電動アシスト自転車と電動キックボードと併せて、多様な移動手段を選択できる環境を整備する考えである。日常移動の利便性向上と都市交通の選択肢拡大に向けた取り組みとして、今後の展開が注目される。

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