沖縄県レンタカー協会は、県が実施している全国旅行支援事業「おきなわ彩発見プロジェクトNEXT」で発行される地域クーポンの利用促進のため、クーポンの対象店舗が検索できるQRコードを掲載したステッカーをレンタカー車内に設置した。
「おきなわ彩発見プロジェクトNEXT」は、新型コロナウイルス感染症の影響で打撃を受けた県内の観光事業者や宿泊事業者を支援するため、沖縄県が政府の助成を受けて実施している観光需要喚起策だ。旅行商品や宿泊商品の割引に加え、地域の飲食店や土産物店で利用できる「地域クーポン」の配布を行っている。
クーポンが使える店舗は県内で1346件(11月22日時点)。飲食店や土産物店のほか、水族館や博物館、自然ガイドツアー、交通機関なども含まれている。レンタカー事業者では那覇市の「セレクトレンタカー」や「ECOレンタカー」、「オリックスレタンカー」など、全42事業者が利用対象だ。クーポンの利用期限はチェックイン日からチェックアウト日(orキャンペーン終了日)まで。「おきなわ彩発見プロジェクトNEXT」は2022年12月27日まで実施されている。
観光産業の回復には、官民の連携、地域の一体化が不可欠だ。今回、沖縄県レンタカー協会が行ったステッカー設置も、業種の枠を超えて沖縄の経済回復を目指す取り組みの一環と言えるだろう。