観光需要は回復しているものの、レンタカー不足が問題になっている沖縄。宮古島では、巡回バスを運行することで不足に対応する。
新型コロナウイルス感染症拡大による旅行の自粛などにより、以前よりもレンタカーの台数が減少している沖縄県。「緊急事態宣言」や「まん延防止等重点措置」の解除により、観光需要は急速に回復している。
しかしその一方で、レンタカーやタクシーが需要に比べて大幅に不足しており、ゴールデンウィーク以降、増える観光客に対応するために、自治体や施設は対応が求められていた。
中には、敷地内にカーシェア を設置するホテルや、レンタカー付きのプランを展開するホテル、地元の企業と連携してシャトルバスを運行するホテルなどもある。
そのような中宮古島市では、空港やホテルなどを結ぶ巡回バスを、来月にも運行することを決定した。宮古島市や那覇市など、沖縄で観光地をめぐりながら満喫するためには車移動が必須だが、本島や宮古島では、レンタカーが 8 月半ばまでほぼ満車であり、タクシーも空車の時間帯が短くなっているという。
レンタカーやタクシーが不足する中、観光客の移動手段を確保するため、宮古島市はバスの運行で対応する。
NHKによると、宮古島市は 3 つの業者にバスの運行業務を委託。1 日 17 便、空港やホテル、繁華街などをおよそ 2 時間かけてまわる。運行時期は 8 月なかばを目指すとしている。