(出典:株式会社NearMe)
移動の課題に取り組むソーシャルデザインカンパニーの株式会社NearMeと、一般社団法人栗東市観光協会、株式会社帝産タクシー滋賀は、ニアミーの“シェア乗り”タクシーサービスを活用した「栗東市金勝での周遊促進実証事業」を2025年9月13日(土)より開始する。本実証事業は、公共交通が限られる地域において、二次交通の確保と周遊性の向上、さらに地域経済の活性化を目指す取り組みである。
栗東市金勝エリアは、民間路線バスの乗り入れが限られ、市運営のコミュニティバスも平日のみの運行であるため、週末には公共交通が空白となる課題を抱えてきた。本実証事業では、シェア乗りで通常のタクシー利用よりお得に、ウェブでの事前予約・決済によって簡単に利用できる仕組みを整え、域内での周遊を促進することで、来訪者の利便性向上と地域消費拡大を図る。
運行期間は2025年9月13日(土)から11月30日(日)までで、運行時間は9時から18時、エリア内24カ所の乗降ポイントから利用できる。利用者は専用ページにアクセスし予約・決済を済ませるだけで、指定場所までお迎えに来るオンデマンド型のシェアタクシーとして利用可能である。複数の利用者が同一方向に相乗りすることで、より効率的かつ経済的な移動を実現する。
ニアミー代表の髙原氏は「豊かな自然や文化資源に恵まれながら週末の交通手段が限られていた金勝エリアで、ICTを活用したオンデマンド型シェアタクシーを導入することで、観光や地域の回遊性を高め、地域の魅力を一層引き出したい」とコメントしている。
本事業を通じて、栗東市観光協会と帝産タクシー滋賀、ニアミーは、持続可能性のある受け入れ環境や二次交通モデルの構築を進め、地域に根ざした移動課題解決と観光促進に貢献していく考えである。